1986年に始まった日本ゴールドディスク大賞も、今年で22回目。CDやDVDなどの売上に加え、昨年からは音楽市場で急速に発展しているインターネット配信と「着うた」のダウンロード数も審査の対象となっている。

　初の大賞受賞となったEXILEは、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史がライブに参加したいわゆる「オカザイル」効果もあって、シングル112万3,798枚、アルバム233万8,242枚、DVD 23万3,938枚、配信849万9,430ダウンロードを記録。総売上額は153億9,653万円にのぼっている。また、昨年12月リリースのアルバム『EXILE LOVE』がアルバム・オブ・ザ・イヤー邦楽部門、同10月発売のDVD「EXILE LIVE TOUR 2007 EXILE EVOLUTION」がザ・ベスト・ミュージック・ビデオ邦楽部門に選ばれた。

　一方、2003年に続いて2度目のアーティスト・オブ・ザ・イヤー洋楽部門を受賞したアヴリル・ラヴィーンは、シングル2万6,163枚、アルバム100万7,164枚、DVD 4,092枚、配信220万2,812ダウンロードを記録。アルバム『ベスト・ダム・シング』がアルバム・オブ・ザ・イヤー洋楽部門、シングル「ガールフレンド」が「着うた」ソング・オブ・ザ・イヤーと「着うたフル」ソング・オブ・ザ・イヤーの各洋楽部門を受賞した。

　このほか、ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤーは邦楽部門がGReeeeN、洋楽部門がザ・フラテリス、シングル・オブ・ザ・イヤーとPC配信ソング・オブ・ザ・イヤーの各邦楽部門に宇多田ヒカルの「Flavor Of Life」、「着うた」および「着うたフル」ソング・オブ・ザ・イヤーに邦楽部門はGReeeeNの「愛唄」、ザ・ベスト・演歌／歌謡曲・アーティストに中森明菜と氷川きよしが選ばれている。

　授賞式の模様は、近日中にPCサイトの「mora」「mora win」、モバイルサイトの「レコード会社直営♪サウンド」「レコード会社直営♪フル」で配信される予定だ。

［日本ゴールドディスク大賞 結果］
◇アーティスト・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　EXILE
洋楽部門　アヴリル・ラヴィーン
◇ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　GreeeeN
洋楽部門　ザ・フラテリス
◇ザ・ベスト・演歌／歌謡曲・アーティスト
中森明菜／氷川きよし
◇シングル・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　「Flavor Of Life」 宇多田ヒカル
洋楽部門　「永遠」 パク・ヨンハ
◇シングル・オブ・ザ・イヤー特別賞
「千の風になって」 秋川雅史
◇「着うた」ソング・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　「愛唄」 GReeeeN
洋楽部門　「ガールフレンド」 アヴリル・ラヴィーン
◇「着うたフル」ソング・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　「愛唄」 GReeeeN
洋楽部門　「ガールフレンド」 アヴリル・ラヴィーン
◇PC配信ソング・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　「Flavor Of Life」 宇多田ヒカル
洋楽部門　「ビコーズ・オブ・ユー」 Ne-Yo
◇アルバム・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　『EXILE LOVE』 EXILE
洋楽部門　『ベスト・ダム・シング』 アヴリル・ラヴィーン
◇クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　『ブラバン！甲子園』
洋楽部門　『オーラ～美しい感動』
◇ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　『矢野沙織BEST～ジャズ回帰～』 矢野沙織
洋楽部門　『ノット・トゥ・レイト』 ノラ・ジョーンズ
◇インストゥルメンタル・アルバム・オブ・ザ・イヤー
『Dreams』
◇サウンドトラック・アルバム・オブ・ザ・イヤー
『Dreamgirls: Deluxe Edition』
◇アニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤー
『ONE PIECE SUPER BEST』
◇純邦楽・アルバム・オブ・ザ・イヤー
『アウト・オブ・ボーダー』 東儀秀樹
◇企画・アルバム・オブ・ザ・イヤー
邦楽部門　『VOCALIST 3』 徳永英明
洋楽部門　『ダンスホール・ラヴァーズ・ベスト』
◇ザ・ベスト・ミュージック・ビデオ
邦楽部門　「EXILE LIVE TOUR 2007 EXILE EVOLUTION」EXILE／「Live of KAT-TUN ”Real Face”」 KAT-TUN／「47」関ジャニ∞
洋楽部門　「ライヴ・アット・ザ・グリーク～ イル・ディーヴォ ワールド・ツアー2006」 イル・ディーヴォ
◇ザ・ベスト・エイジアン・アーティスト
パク・ヨンハ