ウェブのエイプリルフールネタ衝撃度ランキング、1位はあの外国人社長帰化

aprilfool.jpg 1年に1度だけ公然とウソをつける4月1日。国内外のメディアでは遊び心にあふれた「ウソ」を展開しているが、過去にウェブ掲載されたエイプリルフールネタの中でも衝撃的だったものについて、gooが調査を行った。1位に選ばれたのは、自動車情報サイト「オートギャラリーネット」が2005年に掲載した「ゴーン氏、日本に帰化」の記事。日産自動車を再建し「コストカッター」と呼ばれたカルロス・ゴーン社長の日本国籍取得“ニュース”は多くの人を驚かせたようだ。また、06年に巨大掲示板「2ちゃんねる」に掲載された「エイプリルフール中止のお知らせ」が僅差で2位となっている。

 調査は、2月21~22日に「gooリサーチ」登録モニターを対象にネット上で実施した。有効回答者数は、全国19歳以下~60歳以上の男女1,052人(男性49.33%、女性50.67%)。年齢層別で最も多かったのは30歳代の30.99%だった。

 オートギャラリーネットの「ゴーン氏、日本に帰化」、2ちゃんねるの「エイプリルフール中止のお知らせ」に次いで3位となったのは、インプレスのエイプリルフール専用ページ「インプレスうおっち」が05年に掲載した「2ちゃんねら向けの新ドメイン『.orz』が運用開始」と、東京新聞本紙にも掲載されたエイプリルフール名物コーナー「こちら特報部」の「渋谷にいた平成の忠犬がDNA鑑定の結果、ハチ公の子孫だと分かった」。前者は2ちゃんねる利用者有志が提案した同サイト利用者限定のドメインで、掲示板でリモートホストをさらして希望ドメインを書き込むこと、「orz」発音は「オルツ」に決定したことなどが伝えられた。一方、後者はハローワークに通う中年男性に毎日寄り添う野良犬をDNA鑑定したところ、中犬ハチ公の約15代目となる子孫だったいうもので、1、2位に劣らず読者に大きな衝撃を与えた模様。

 東京新聞の「こちら特報部」は、「沖縄に『幻の新島』 地震頻発で再浮上」(5位)や「新首相官邸の完成で現首相官邸を解体、壁面のタイルをネットオークションにかける」(13位)など4件の記事がトップ20にランクイン。また、多くの人が騙され翌日にお詫び記事を掲載したBIGLOBEの「巨大台風、日本上陸のおそれ」(06年)や、Yahoo!JAPANの「マウスをくるくる回すことで発電を行う『Yahoo! エコ発電』の参加者募集中」(同)などが上位に入っている。

[Webのエイプリルフールネタで衝撃的だったものランキング(goo調べ)]
1位 ゴーン氏、日本に帰化 (オートギャラリーネット)
2位 エイプリルフール中止のお知らせ (2ちゃんねる)
3位 2ちゃんねら向けの新ドメイン「.orz」が運用開始 (インプレス)
3位 渋谷にいた平成の忠犬がDNA鑑定の結果、ハチ公の子孫だと分かった (東京新聞)
5位 沖縄に『幻の新島』 地震頻発で再浮上 (東京新聞)
6位 巨大台風が日本上陸! (BIGLOBE)
7位 マウスをくるくる回すことで発電を行う「Yahoo! エコ発電」の参加者募集中 (Yahoo! Japan)
7位 脳の記憶メカニズムに関する特許権取得。ヒトの記憶を閲覧できるヘッドセット発売へ (Yahoo! Japan)
9位 ドラえもん公式サイト「ドラえもんチャンネル」が「スネ夫チャンネル」に変更 (藤子プロ・小学館)
10位 ひろゆき氏と電車男の対談。電車男の素顔が見れる (ニワンゴ)
11位 2ちゃんねるの管理人西村博之がSeesaa社長に就任 (Seesaa)
12位 「PCウイルス生命体」を世界で初めて捕獲に成功し、商品企画化した (たのみこむ)
13位 新首相官邸の完成で現首相官邸を解体、壁面のタイルをネットオークションにかける (東京新聞)
14位 AOLが世界中のブログを買付けている (AOL)
15位 東京タワー傾く 原因は足元の“おなら” (東京新聞)
16位 楽天イーグルスが宇宙野球リーグに参戦 (infoseek)
17位 OKWebがガッツ石松を顧問に招聘 (OKWave)
18位 gooハ, 土曜ト日曜, 休ミマス (goo)
19位 まぐまぐがWebサーバー故障のため、急遽手書きでWebページを公開 (まぐまぐ)
20位 多摩地区だけはやたらと詳しい3D地球儀ソフト「TAMA World Wind」 (インプレス)



Webのエイプリルフールネタで衝撃的だったものランキング