富士急ハイランド、日本初の巻き上げ型ラフティングライド「ナガシマスカ」

nagashi_masuka001.jpg 数ある日本の遊園地の中でも、絶叫系のアトラクションを多く揃えていることでも知られる富士急ハイランド。そんな富士急ハイランドが11億円の巨費を投じ、7月26日から自信をもって送り出すのが、日本初登場の「巻き上げ型ラフティングライド」を標榜するウォーターアトラクション「ナガシマスカ」だ。

 「ナガシマスカ」は搭乗した円形ボートをローラーコースターと同じように高さ18メートルまで巻き上げ、一気に激流を下るかのごとく水路を滑走していくという、夏にピッタリのアトラクション。水の流れに乗って滑走するため、さすがにタテの回転はコースに用意されていないが、行く手には渦巻きのようなヨコの回転が待ち構え、円形ボートごと飲み込まれていく……といった水による演出が隠されているという。

 また、「ナガシマスカ」のシンボルには総金箔張りの夫婦の「お猫様」が登場。水がかかればかかるほど、厄がきれいに落とされて恋愛が成就するという設定の下、コース途中には「パン!パン!」と2回拍手を打つと水がかかる仕掛けも用意されている。

 富士急ハイランドは、特に関東地方で絶大な人気を誇る遊園地。最高速度(130キロ)や最大落差(70メートル)など、当時の世界一を4つも保有していた「FUJIYAMA」(1996年)、スタート直後から加速し、172キロまでスピードが出る「ドドンパ」(2001年)、日本初の四次元コースター「ええじゃないか」(2006年)の3つのアトラクションが「富士急3大コースター」と呼ばれ、絶叫系のアトラクションを好む多くのファンから人気を集めている。



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