韓国発の検索サービス「NAVER」が日本市場に再挑戦、2008年からサービスを開始

naver01.jpg 日韓翻訳や画像検索に力をいれるなど、かつて独自の方向性を打ち出していた検索サービス「NAVER」。韓国では絶大な人気を誇る検索サービスながら、日本では当初から苦戦、ヤフーやGoogleの牙城に迫ることなく、2001年から2005年までの短い期間でサービスを終えてしまった。あれから2年の月日が経過したが、再び日本市場に挑戦することが決定。「ハンゲーム」などを運営するNHN Japanの100%子会社として、「ネイバージャパン株式会社」を設立し、2008年から検索サービスを始めることになった。

 韓国における「NAVER」の存在感は、例えるなら日本におけるヤフーのようなもの。ある調査によると、韓国内の検索サービスのシェアは74.6%にもなり、韓国のヤフーや、韓国内のライバルサービス(ダウム、パラン、ネイトなど)の追随を全く許していない。2003年以来、ずっと韓国のポータルサイトのトップを走り続けている。

 日本への再進出がどのようなサービス内容になるのかは、現在は未定。NHN Japanはゲームポータルの「ハンゲーム」や、コミュニティサイト「CURURU」を運営しており、それらのサービスと連携していくことも十分考えられそうだ。

 中国最大手の検索サービス「百度」も、日本市場では存在感を発揮できずにいるなど、海外から日本の検索サービスへの参入はなかなか難しい。「NAVER」が韓国最大手の看板を引っさげて再参入することで、どれくらいのシェアを獲得することができるのか、注目しておきたいところだ。

旧ポータルサイト「NAVER」