「Xbox 360 HD DVDプレーヤー」売り切れ続出、値下げと希少価値で人気に

xboxhddvd.jpg 2月19日に「HD DVD」陣営の中心を成していた東芝が全面撤退を発表し、「ブルーレイディスク(BD)」に軍配が上がった次世代DVD競争。出荷されたHD DVD関連製品のサポートは継続するが、すでに購入したユーザーからは困惑の声が上がっている。こうした中で、HD DVD陣営に参加していたマイクロソフトのゲーム機「Xbox 360」の外付けHD DVDプレーヤーが、ネットや東京・秋葉原で売り切れ続出となる現象が起きている。撤退による価格低下と希少価値の向上が、人気の要因となっているようだ。

 BD陣営の中核であるソニーの「プレイステーション3」がBDに対応したのに対し、Xbox 360は06年11月に外付けのHD DVDプレーヤーを発売。しかし、2月19日の東芝撤退を受け、マイクロソフトも同26日に販売中止を発表していた。

 そのため、マイクロソフトは2万790円で販売していたXbox 360 HD DVDプレーヤーの定価を廃止し、アマゾンなどは約80%オフとなる4,980円で販売。この低価格が人気を呼び、アマゾンでは在庫切れ、同程度の価格で販売していた秋葉原の取り扱い店では入荷数時間後に完売するという予想外の状態になっている。

 撤退が発表されているため新たなソフトが出る可能性は低いが、4,980円はかなりの低価格。撤退前にマイクロソフトが「驚異の映像体験」と喧伝していた性能を手軽に味わえるチャンスだ。



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