パソコンのクラッシュは失恋よりダメージ大、男女すべての世代で上回る

pc_lostlove001.jpg パソコンを長く使用していれば、誰もが一度や二度は出くわすパソコンのクラッシュ。フリーズしやすくなったり、挙動不審になったりと、クラッシュの前兆とも言えるサインは出ていても、「まだ大丈夫だろう」と騙し騙し使っていたら、ある日突然サヨナラの時を迎えてしまった……なんて話は珍しいものではない。そんなパソコンのクラッシュや、それに伴う全データの消失という事態に見舞われたとき、人はどの程度ストレスを受けるものなのか、シマンテックがインターネット利用歴3年以上で、15歳以上のユーザー男女1,000人を対象に調査を行った。

 この調査では人生のストレスについて、ダメージが全くない状態を「0」、最も深刻なダメージがあったと考える状態を「10」として、さまざまなシチュエーションの「ストレス度」を聞いたもの。1位は「財布紛失」(7.99)、2位は「友情を失う」(7.41) 、3位は「病気やケガをする」(7.32)で、これに続いたのが「パソコンがクラッシュして使用不能になる」(6.99)と「パソコンに保存してあったファイルを全て損失」(6.98)だった。

 この2項目は「失恋をする」(6.03)を各世代の男女、年齢すべてで上回る結果となっていることから、「パソコンのクラッシュは失恋よりも大きなダメージ」と感じている人が多いと言える。

 ちなみに、過去1年間に「大切なデータを損失した」経験を持つ人は5人に1人に上り、約半数が「ほとんど復元できなかった」と回答している。最近はデータの復元ソフトやサルベージサービスも増えているほか、HDDの物理的な破損でない限りはドライブごと引っこ抜いてしまえばデータを復元できるケースも多いが、それでも半数もの人が「失恋」以上のショックを癒せないまま、データの消失という事態に呆然としてしまった経験を持つようだ。

 パソコンのHDD容量が増えるほど、そこに蓄積されたデータと思い出はかけがいのない存在になっていくもの。クラッシュをする前に、大切なデータはバックアップをお忘れなく。



シマンテック、「パソコン利用時のストレス調査」結果を発表