ソースネクストがPCソフトをUSBメモリに収録して販売、CD-ROM廃止も視野に

umemo001.jpg パソコンソフトのパッケージ版で当たり前のように使われているCD-ROMを、USBメモリに置き換えるという試みをソースネクストが始める。ハードのドライバをUSBメモリで提供するケースは珍しくなくなってきたが、ソフトメーカーが複数の主力製品をUSBメモリに収録して発売するのは異例の試みだ。ソースネクストはこの試みを「Uメモ」戦略と名付け、CD-ROM版の廃止を視野に入れながら、USBメモリ版を充実させていくという。

 「Uメモ」の第1弾として登場するのは、ソースネクストの主力製品7タイトル。そのラインアップは「ウイルスセキュリティZERO」「筆王ZERO(2009年パッケージ)」「携快電話ZERO」「ホームページZERO」「驚速 for Windows XP」「驚速 for Windows Vista」「いきなりPDF Platinum 特別版」で、いずれもCD-ROM版と同じ価格で販売する。

 CD-ROM(DVD-ROM)ドライブを搭載していないノートパソコンなどでは、これまでソフトのインストールをしようと思った場合、外付けのドライブを別途用意する必要があった。でも、あらかじめソフトがUSBメモリで提供されていれば、ドライブへの追加投資を回避することができる。最近のパソコンなら、USBポートを備えていない製品はほとんどないので、USBメモリ版の登場を歓迎するユーザーは多そうだ。

 同梱されるUSBメモリは、トランセンドジャパン製の容量1GBのもの。ソフトをインストールしてしまえば、あとは通常のUSBメモリと同様に使用することも可能だ。

 10月3日には第2弾となる13タイトルを発売。ラインアップには「信長の野望 天下創世」や「三國志 IX」といったゲームなども含まれる予定だ。



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