HTC、3.8インチのワイドVGA液晶を搭載したスマートフォン「Touch HD」発表

Touch_HD001.jpg 10月にイー・モバイル向けに発売される「Touch Diamond」を皮切りに、日本でもソフトバンクモバイル、NTTドコモ、KDDI向けに順次発売される台湾HTCのスマートフォン「Touch」シリーズ。「TouchFLO 3D」と呼ばれるタッチスクリーンのインターフェースを特徴とする「Touch」シリーズは、現在のところソフトバンクモバイルとNTTドコモ向けに「Touch Diamond」(キーボードなし)と「Touch Pro」(同あり)の2機種、KDDI向けに「Touch Pro」が供給される予定だ。そんな「Touch」シリーズの最新モデルとして、3.8型と大型のワイドVGA液晶(480×800ドット)を搭載した「Touch HD」が発表された。

 「Touch HD」は、ちょっと大きめなPDAサイズのスマートフォン。OSにはWindows Mobile 6.1 Pro、CPUにはQualcomm 7201A processorの528MHz、512MBのフラッシュメモリと288MBのRAMを搭載している。端末前面には携帯電話のような数字キーや十字キーはなく、全面液晶に近い形状だ。

 通信方式はHSDPA 7.2Mbpsをサポートし、W-CDMA(900/2100MHz)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900MHz)に対応。ほかにオートフォーカス対応の500万画素カメラ、802.11gの無線LAN、Bluetooth 2.0+ EDRなどを搭載、外部メモリにはSDHC対応のmicroSDを採用している。

 ヨーロッパ向けに第4四半期から出荷をはじめ、順次ほかの地域にも投入していく。日本での発売は全く未定の状態だが、仮に出るとしても「Touch Diamond」と「Touch Pro」が市場に出回ったあと、すなわち来年以降となりそうだ。



Touch HD