世界各国の睡眠事情を比較、日本は平均睡眠時間も理想の睡眠時間も最短

sleep_beauty002.jpg ウォルト・ディズニー・スタジオ・ホーム・エンターテイメントが、劇場公開から50年を迎える名作「眠れる森の美女」のブルーレイ版とDVD版を発売したのを期に、世界17か国の“睡眠事情”に関する調査を実施した。この調査によって各国の睡眠事情に違いが見られたほか、日本は平均睡眠時間も、理想だと考える睡眠時間も最も短いことが明らかになっている。どうやら日本人は、他国の人々に比べ「眠らない」ようだ。

 調査の対象となったのは、フランス、イギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、ベネルクス3国、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、スイス、日本、オーストラリア、アルゼンチン、メキシコ、ブラジルの17か国。

 17か国の「平均睡眠時間」は7時間で、最短の日本(6.4時間)と、最長のフランス、ベネルクス3国、スイス、メキシコ(7.2時間)では、0.8時間(48分間)の差が存在している。また、同様に「理想的な睡眠時間」の平均は8.7時間で、最短の日本(8.1時間)と、最長のブラジル(8.9時間)では、やはり0.8時間(48分間)の差となった。

 現在の睡眠で満たされているかを聞いた「睡眠満足度」は、17か国平均では52%の人が「満足」と答えているのに対し、オーストラリアは30%と低く、スイスは61%と高かった。日本は50%で、半数の人は満足できているようだ。

 平日の就寝時間は17か国の平均が23時35分で、最も早いのはメキシコの22時57分、最も遅いのはスペインの0時18分に。同様に起床時間は17か国の平均が6時50分で、最も早いのはスイスの6時29分、最も遅いのはスペインの7時26分だった。日本は就寝時間が0時16分、起床時間が6時32分となり、「宵っ張りで早起き」との傾向が出ている。

 「夜起きる回数」は日本が17か国中で最も少ない1.1回で、最も多いイギリスの2.3回、それに次ぐオーストラリアの2.2回に比べると、日本人は一度眠りに落ちてしまえば、ぐっすりと眠れていることが分かる。



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