「こち亀」連載1600回突破を記念、「特殊刑事」のアイデア大募集

kochikame001.jpg 「週刊少年ジャンプ」で30年以上にわたって連載が続いているギャグマンガの金字塔「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。これまでに発売された単行本は 163巻にものぼり、発行部数は1億5000万部を突破している。まさに国民的な人気マンガだ。今年3月には作者の秋本治氏がTBS系「情熱大陸」に出演し、「こち亀」が生み出される過程はもちろん、家族団らんの風景も紹介された。

 そんな「こち亀」が3月23日発売の「週刊少年ジャンプ」17号で連載1600回を突破したが、これを記念して同作品の名物キャラクターである「特殊刑事」シリーズのアイデアを募集している。

 33年の歴史を誇る「こち亀」では、バイクに乗ると性格が豹変する本田速人や、4年に1度の五輪開催年にしか登場しない日暮熟睡男など、主人公の両津勘吉に負けない強烈な個性を持ったキャラクターが多数登場している。その中でも、同作品で名物となっているのが「特殊刑事」シリーズだ。

 「特殊刑事」は警視庁の誇るエリート刑事集団で、ネクタイと海水パンツのみのスタイルで難事件を解決する「海パン刑事」を皮切りに、「タイガー刑事」「ムスタング刑事」「月光刑事」らが登場。アニメ版のみに登場する刑事もおり、いずれも奇抜なコスチュームや特異な行動で人気を博している。

 今回は、そんな「特殊刑事」シリーズのアイデアを読者から募るもので、イラストだけでなく、文章で特徴を説明してもOK。締め切りは4月6日当日消印有効、当選者の発表は7月上旬発売の同誌上で行われる予定だ。応募者の中から抽選で100人に、歌舞伎をモチーフとした連載1600回記念巻頭カラーの扉絵に秋本氏のサインをプリントしたポスターがプレゼントされる。

 読者のアイデアが作品に反映されるかは不明だが、先述の「情熱大陸」出演の際、秋本氏が「ストーリー展開がマンネリ化してしまったとき」の対策として挙げていたのが新キャラクターの存在。過密スケジュールの中で秋本氏がエピソード作りに苦労したとき、あなたが考案した「特殊刑事」が両さんと共演するかもしれない。