薄毛に悩む男性の約3割は「高校生までに、将来薄毛になると思った」

usuge_koukou001.jpg 年を重ねると男性が気にし始める薄毛の問題。特に父親や祖父といった身近な血縁関係の人が薄毛だった場合、「ひょっとしたら将来自分も……」と心配してしまう人も多いのではないだろうか。近年は特別隠さない人も増えてきているが、一般的に薄毛はどのようにとらえられているのか、毛髪クリニックを行う「リーブ21」が、20代から50代の薄毛に悩む男性500人に意識調査を行った。

 まず、「あなたの家族・親戚に『薄毛の方』はいますか?」と質問をしたところ、84.3%が「はい」と回答。また、「薄毛の要因」をたずねた質問では73.4%の人が「遺伝」と答えるなど、多くの男性が、薄毛は身近な人の中からの影響だと感じているようだ。

 次に「あなたはいつから『自分が薄毛になるのでは』と思っていましたか?」という質問では、「成人以降」が47.1%と多いが、約3割が「小学生~高校生まで」には思っていたという。一方で「思っていなかった」とした人は19.8%。実際に薄毛になり始めて、「まさか自分が…」と驚く男性も比較的多いと言える。

 そして薄毛の人の本音として「あなたが薄毛を指摘されて最も嫌なのは、誰ですか?」という質問をしたところ、トップは「妻・恋人」(23.4%)に。同時に最も気にならない相手をたずねると、またしても「妻・恋人」(34.9%)がトップとなっている。最も親しい女性に指摘された時の受け取り方は、本人が薄毛をどう捉えているかで分かれるのかもしれない。

 さらに「あなたは薄毛で得をしたことがありますか?」と聞いたところ、95.7%は「ない」と回答したが、わずかに4.3%からは「ある」と前向きな回答が寄せられた。その理由としては「床屋代・シャンプー代がかからず経済的」「自ら笑いのネタにして、話が膨らむ」「初対面の人にも親近感を持たれる」といった声が上がっている。

 逆に「損をしたことがありますか?」の質問では、「ある」が28.9%で、その理由として「実年齢より老けて見える」「女性にもてない」との声が上がった。一方で残りの 71.1%の人は損をしたことは「ない」と答えていることもわかり、薄毛を自分の自然な状態と受け入れている心理も見える。

 それは「あなたは薄毛が解消できるなら、いくらまでお金を払ってもいいですか?」との質問でもうかがえる。調査に参加した500人中、半数近くの234人は「1万円まで」と回答。「1万円から5万円まで」も123人と2位に付けており、多額のお金を使ってまで無理に解消しなくても良いと考えている男性が多いようだ。

 最後に「薄毛だけどカッコイイ」と思う日本の芸能人について聞いたところ、トップは竹中直人に、次いで渡辺謙、西村雅彦、所ジョージ、松山千春の順となった。個性派の俳優や歌手が並び、薄毛という以上に存在感が際立つ面々だ。また「薄毛でなかったらやってみたい」と思う髪型をたずねた質問では、SMAPの木村拓哉が2位の福山雅治を大きく離してトップだった。