沖縄の吉野家4店舗だけで試験販売中、謎の商品「牛丼バーガー」

yoshinoyalogo001.jpg 全国に展開する1,118店舗(2009年4月現在)の中でも、一風変わったメニューを提供することで知られる沖縄の吉野家。「タコライス」をはじめ、4 種類(辛みそネギたま/てりたまレタス/ほうれん草バター/チーズトマト)の「トッピング牛丼」など、その他の地域ではお目にかからないメニューを味わえるが、今年4月からは「牛丼バーガー」という、およそ吉野家らしからぬメニューが試験的に販売されている。

 那覇経済新聞によると、「牛丼バーガー」を提供しているのは、沖縄にある15店舗のうちのわずか4店舗(58号線天久店/330号線宜野湾店/うるま志林川店/名護バイパス店)のみ。モスバーガーの人気メニュー「ライスバーガー」のようなスタイルで、牛丼の肉やタマネギ、千切りのレタスといった具材を、牛丼のつゆで炊いた米のライスパテで挟んだものだ。

 気になるのはそのお味だが、販売開始から約1か月が経過しているだけに、実際に「食べてみた」報告をしているブログをいくつか見つけることができる。そうしたブログを見る限り、味のほうは具材から想像できる範疇を超えないものの、決して悪くはないという評価が多いようだ。

 ただ、意外と小ぶりなサイズであることから、1個330円の価格が割高との指摘もある。同じ店舗で販売されている「牛丼 並盛」(380円)が比較対象となってしまうだけに、「50円安いとはいえ、もう少しボリュームが欲しい」というのが正直なところなのだろう。

 「牛丼バーガー」が、今後ほかの地域でも販売されるようになるのかはまだわからないが、ファンの多い吉野家だけに、一度は食べてみたいと思う人も多いはず。いずれどの店舗でも食べられるようになる日が来ることを期待したいところだ。



吉野家