米国発のかわいい情報端末「chumby」、日本語版の発売がスタート

chumbyjapan001.jpg ガジェット好きの間では2006年頃から、その存在が話題を呼んできた米国生まれのかわいい情報端末「chumby」。日本でも昨年10月に英語版の発売が始まったが、5月18日からは、新たに日本語で操作できる日本語正式版がお目見えした。現在は「chumby」公式サイト(http://www.chumby.jp)でのみ販売されており、順次、量販店に販路を拡大していく予定だ。価格は29,400円(税込み)。

 「chumby」は3.5インチのタッチスクリーンを搭載。大きさは両手にちょうど乗るくらい、パッと見はボテっとした着ぐるみを着たような筐体の、一見すると「何だかよく分からない」製品だ。でも、「chumby」で「できること」は多岐に渡っており、ネットの動画視聴、ネットラジオの聴取、USB接続した「iPod」内の音楽ファイル再生、Flickrなどの写真共有サイトの写真スライドショー、メールチェック、ニュースやブログの閲覧、目覚まし時計などなど。パソコンの前に座らなくても、リビングやベッドルームである程度のことができる情報端末と考えると分かりやすい。

線LAN経由でインターネットに接続できるため、公式サイトで提供されている無数の「ウィジット」(Flash Lite 3.0で作成されたもの)をダウンロードすることで、「できること」がどんどん広がっていくのも大きな特徴。今回の日本語正式版の発売に伴い、12個の日本市場向けの「ウィジット」も公開されている。

 幅13センチ、奥行き8センチ、高さ10センチで、やわらかいイタリアンレザーで包まれているかわいらしいデザインの「chumby」。日本正式版の発売が普及の起爆剤となるか、注目しておきたいところだ。



chumby(公式サイト)