ソニーがスライド機構を採用した「PSP Go」を正式発表、11月1日発売へ

pspgo_001.jpg 先週、ネットに本体写真や動画が流出し、さまざまな憶測が飛んでいた「PSP」の新型「PSP Go」が、6月2日から米・ロサンゼルスで始まった世界最大規模のゲーム展示会「Electronic Entertainment Expo(E3)」で正式に発表された。流出していた写真や動画と同様、スライド機構を採用し、UMDドライブを廃止した新しいモデルとなる。

 「PSP Go」は本体をスライドすることで、画面の下からボタンが現れる機構を採用した薄型・軽量のモデル。これまで「PSP」のゲームを楽しむために必要だった UMDドライブを廃止し、3.8型液晶(従来は4.3型)、16GBのフラッシュメモリ、Bluetooth、Wi-Fi、メモリースティックマイクロ(M2)などを搭載している。

 UMDドライブが廃止されたことで、ゲームの供給はダウンロードサービス「Playstation Network」経由で行う。「PSP Go」向けの新作タイトルのほか、これまで発売されてきた「PSP」向けソフトも順次ダウンロード販売される予定だという。また、ソフトの購入や管理がしやすいよう、パソコン向けの専用アプリケーション「Media GO!」無料提供し、パソコンと「PSP Go」の連携を取りやすい環境を整える。

 なお、「E3」で行われたカンファレンスでは、「グランツーリスモ ポータブル(Gran Turismo Portable)」「メタルギアソリッドピースウォーカー(Metal Gear Solid: Peace Walker)」「レジデント エビル ポータブル(=バイオハザードポータブル/RESIDENT EVIL Portable)」も発表されている。

 発売は北米と欧州は10月1日からで、価格は249.99ドル。日本は11月1日から発売で、価格は26,800円となる見込みだ。