日本の匠が生み出す新世界、重厚・高級感あふれる「有田焼万年筆」発売

aritafountainpen.jpg かつてはオトナの証だった万年筆。近年は実用的な需要が減ってきているが、コレクション・アイテムとしての地位が確立されつつある。こうした中、日本の伝統磁器である有田焼を軸材とした「有田焼万年筆」6種類が、丸善から発売される。

 400年の伝統を持つ有田焼は伊万里焼としても知られており、海外でも人気のブランド。近年は新たな市場の開拓を進めており、今回の万年筆は万華鏡に続く第2弾コラボレーション商品となる。

 窯元は香蘭社と源右衛門窯が参加し、製造は国内有数の万年筆メーカーであるセーラー万年筆が担当。互いにこだわりを持っているため、完成までに約2年を費やした力作だ。

 有田焼による軸材のなめらかな感触は書き味をいっそう引き立ててくれ、硬く、白く、澄んだ磁肌は重厚・高級感にあふれるさまは筆記具を超えて芸術品の域に。金属部分は24金メッキ仕上げとなっている

 本体にボトルインク(ブラックインク)1個、筆休め1個、筆包み1房などがセットとなって、オリジナル桐箱に収められる。価格は、香蘭社製の3種類が15万7,500円、源右衛門窯製の3種類が26万2,500円(ともに税込み)。7月27日に、全国の丸善で発売される予定だ。

丸善
セーラー万年筆
香蘭社
源右衛門窯