先端技術と伝統の融合、グローブ・トロッターから世界最軽量スーツケース発売

globetrotter.jpg 1897年に誕生した英老舗スーツケースメーカーのグローブ・トロッター。軽量さと頑丈さは英王室や空軍をはじめ、世界の有名人や冒険家たちに長く愛されている。そのグローブ・トロッターが創業110周年を迎える今年、東レ・デュポンと技術提携し、カーボン・ファイバーを全面的に採用した世界最軽量のスーツケース「110(ワンテン)」を開発した。2008年3月に全世界同時に発売される。価格は1.4キロサイズが25万円、3キロサイズは未定となっている。

 グローブ・トロッターのスーツケースは、まだライト兄弟が初飛行に成功していなかった創業当時の最先端紙素材「ヴァルカン・ファイバー」を現在も使用。頑ななまでに熟練職人によるハンドメイドにこだわり、少量生産ペースを守り続けている。愛用者はエリザベス女王やウィンストン・チャーチルの名が連なっている。

 今回発売される「110」は、その英国を代表する老舗が創業110年を記念し、最先端素材を開発する日本の東レ・デュポンなどと技術協力して開発した最先端のスーツケース。19世紀に開発されたヴァルカン・ファイバーと同様、200年先の23世紀でも通用するスーツケースを目指し、航空宇宙産業の花形素材であるカーボン・ファイバーを全面的に採用した。

 頑丈さとともにホイール音にも配慮し、米デュポンの「無音」ホイールを世界で初めて採用。世界の最新テクノロジーと英国の伝統が融合した、最高のスーツケースだ。サイズは53×38×20センチで、1.4キロと3.0キロの2種類をラインアップする予定だ。

グローブ・トロッター・ジャパン
東レ・デュポン