日本カー・オブ・ザ・イヤー2007-2008発表、イヤーカーはホンダ「フィット」

cotyyearcar.jpg 自動車の関係者やファンが注目する日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)。29回目を迎えた今年も、第一次選考の「10ベストカー」の中から、1台の大賞車が選ばれた。大賞である「イヤーカー」に選ばれたのは、ホンダの「フィット」(2代目)。初代に続いての受賞だ。また、外国車部門のインポート・カー・オブ・ザ・イヤーには、メルセデス・ベンツの「Cクラスセダン」(3代目)が選ばれている。

 イヤーカーに選ばれた「フィット」は、ホンダ車で噂となっている“2代目のジンクス”を吹き飛ばし、好調な売れ行きとなっている。日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)カー・オブ・ザ・イヤーではマツダの「デミオ」(3代目)に敗れて次点にとどまったが、第22回(2001-2002)の初代に続いてイヤーカーの栄冠を手にした。

 一方、インポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した「Cクラスセダン」は、パドルシフト装備の日本仕様車「C300 アバンギャルドS」が話題になった。「フィット」と同じく、プジョーのコンパクトカー「207」シリーズに敗れたRJCカー・オブ・ザ・イヤーの雪辱を、COTYで果たした。意外なことだが、メルセデス・ベンツの車がCOTYに表彰されたのは初のことだ。

 このほか、特別賞のMost Advanced Technology賞にフォルクスワーゲンの「ゴルフGT TSI」「ゴルフ トゥーラン」「ゴルフ ヴァリアント」、Most Fun賞に三菱自動車の「ランサーエボリューションX」、Best Value賞にダイハツの「ミラ」(7代目)が選ばれている。

日本カー・オブ・ザ・イヤー