筐体に竹を使った「ロハス」なノートPC、Asustekが「Asus Eco Book」を開発

AsusEcoBook001.jpg 世界的に環境意識が高まりを見せる中、パソコン各社も環境への取り組みを強化している。部品のリサイクルや消費電力の低減など、その方策はさまざまだが、台湾のAsustekは新しいアプローチによるノートPC「Asus Eco Book」を開発した。筐体に金属やプラスチックではなく、竹を使用した「ロハス」なノートPCだ。

 「Asus Eco Book」はまだ試作品の段階で、市販されるかどうかは現時点では未定。自然素材を使うことで環境や人に優しいノートPCを目指しているという。木ではなく、竹を採用した理由は、素材の耐久性や柔軟性がノートPCに向いていることに加え、木に比べると竹は圧倒的に成長スピードが速く、伐採しても環境に与える影響が極めて小さいことが大きい。

 竹を採用したパソコン関連製品は徐々に登場しており、例えばリンクスインターナショナルは竹製のキーボード「竹千代」を、エバーグリーンは同じく竹製のキーボードやマウスを発売。とかくパソコン関連製品は洋風なデザインが多いだけに、和のテイストが出せる竹には、キラリと光る存在感がある。

 環境に優しく、耐久性や柔軟性の面でも優れた竹。今後もパソコン関連製品に採用される機会が増えそうだ。

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