NMEアワード2008ノミネート発表、アークティック・モンキーズが最多6部門候補に

nmeawards2008.jpg 近年、再び世界から熱い注目を浴びている英国の音楽シーン。2月20日には「英国版グラミー賞」といわれるブリット・アワード(ブリッツ)授賞式が開かれるが、その5日後、英音楽誌NMEが主催するNMEアワード授賞式が開催される。格式張ったところがなく、リスナーの声が反映されていることで人気となっている同賞。そのノミネートが発表された。今回は、昨年のブリッツ、NMEアワードを制したアークティック・モンキーズが、最優秀ブリティッシュバンドや最優秀アルバムなど最多6部門にノミネート。米バンドながらマイ・ケミカル・ロマンスが4部門で後を追っている。

 昨年のNMEアワードで2冠を獲得したアークティック・モンキーズ。今年のブリッツでも3部門にノミネートされているが、NMEアワードでは最優秀ブリティッシュバンド部門、最優秀ライブバンド部門、最優秀アルバム部門(『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』)、最優秀トラック部門(「フロレセント・アドレセント」)、最優秀ビデオ部門(「テディー・ピッカー」)、最優秀アルバムアートワーク部門(「フェイヴァリット~」)の6部門にノミネートされた。フロントマンのアレックス・ターナーが候補となったベストドレッサー部門を含めると、計7部門となる。

 一方、それを追うマイ・ケミカル・ロマンスは、最優秀インターナショナルバンド部門や最優秀ライブバンド部門などのほか、最低バンドにもノミネート。フロントマンのジェラルド・ウェイもベストドレッサー、ワーストドレッサー両部門の候補に選ばれた。

 このほか、エイミー・ワインハウスが最優秀ソロアーティスト部門、最優秀ミュージックDVD部門以外に、ジョージ・ブッシュ米大統領やトニー・ブレア前英首相ら常連とともに年間悪人部門やワーストドレッサー部門の候補となった。また、今年のブリッツで高評価されているレオナ・ルイスやMIKAらが最低アルバム部門にノミネートされている。

 NME公式サイトでは現在、すべての部門の投票を受け付け中。お気に入りのミュージシャンがノミネートされているならば、ぜひ投票を。

[NMEアワード2008 ノミニーリスト]
◇最優秀ブリティッシュバンド部門
アークティック・モンキーズ
ベイビーシャンブルズ
ザ・クリブス
クラクソンズ
ミューズ

◇最優秀インターナショナルバンド部門
アーケイド・ファイア
フー・ファイターズ
ザ・キラーズ
キングズ・オブ・レオン
マイ・ケミカル・ロマンス

◇最優秀新人部門
ジ・エナミー
フォールズ
Joe Lean And The Jing Jang Jong
ザ・ピジョン・ディテクティヴズ
ザ・ウォンバッツ

◇最優秀ライブバンド部門
アークティック・モンキーズ
ザ・クリブス
カイザー・チーフス
ミューズ
マイ・ケミカル・ロマンス

◇最優秀ソロアーティスト部門
ケイト・ナッシュ
ジェイミー・T
ジャック・ペニャーテ
エイミー・ワインハウス
パトリック・ウルフ

◇最優秀アルバム部門
『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』 アークティック・モンキーズ
『ショッターズ・ネイション』 ベイビーシャンブルズ
『ウィル・リヴ・アンド・ダイ・イン・ジーズ・タウンズ』 ジ・エナミー
『近未来の神話』 クラクソンズ
『イン・レインボウズ』 レディオヘッド

◇最優秀トラック部門
「フロレセント・アドレセント」 アークティック・モンキーズ
「Flux」 ブロック・パーティー
「メンズ・ニーズ」 ザ・クリブス
「ロード・ドント・スロウ・ミー・ダウン」 オアシス
「レッツ・ダンス・トゥ・ジョイ・ディヴィジョン」 ザ・ウォンバッツ

◇最優秀ビデオ部門
「テディー・ピッカー」 アークティク・モンキーズ
「Flux」 ブロック・パーティー
「D.A.N.C.E.」 ジャスティス
「ゴールデン・スキャンズ」 クラクソンズ
「ティーンエイジャーズ」 マイ・ケミカル・ロマンス

◇最優秀ミュージックDVD部門
「Up The Shambles」 ベイビーシャンブルズ
「永遠の詩(狂熱のライヴ)~最強盤」 レッド・ツェッペリン
「アンプラグド」 ニルヴァーナ
「ロード・ドント・スロウ・ミー・ダウン」 オアシス
「アイ・トールド・ユー・アイ・ウォズ・トラブル」 エイミー・ワインハウス

◇最優秀ライブイベント部門
レディング-リーズ・フェスティバル
グラストンベリー
ミューズのウェンブリー・スタジアム・ライブ
T・イン・ザ・パーク
V・フェスティバル

◇年間ヒーロー部門
マット・ベラミー(ミューズ)
ピート・ドハーティ(ベイビーシャンブルズ)
ノエル・フィールディング(英コメディアン)
ライアン・ジャーマン(ザ・クリブス)
トム・ヨーク(レディオヘッド)

◇年間悪人部門
トニー・ブレア(前英首相)
ジョニー・ボーレル(レイザーライト)
ゴードン・ブラウン(英首相)
ジョージ・W・ブッシュ(米大統領)
エイミー・ワインハウス

◇ベストドレッサー部門
ピート・ドハーティ(ベイビーシャンブルズ)
ノエル・フィールディング(英コメディアン)
ケイト・ナッシュ
アレックス・ターナー(アークティック・モンキーズ)
ジェラルド・ウェイ(マイ・ケミカル・ロマンス)

◇ワーストドレッサー部門
ジョニー・ボーレル(レイザーライト)
ピート・ドハーティ(ベイビーシャンブルズ)
MIKA
ジェラルド・ウェイ(マイ・ケミカル・ロマンス)
エイミー・ワインハウス

◇最優秀ダンスフロア満員部門
「Flux」 ブロック・パーティ
「Hummer」 フォールズ
「D.A.N.C.E.」 ジャスティス
「アトランティス・トゥ・インターゾーン」 クラクソンズ
「レッツ・ダンス・トゥ・ジョイ・ディヴィジョン」 ザ・ウォンバッツ

◇最優秀アルバムアートワーク部門
『フェイヴァリット・ワースト・ナイトメアー』 アークティック・モンキーズ
『ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン』 ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン
『ソーダスト』 ザ・キラーズ
『ビコーズ・オブ・ザ・タイムズ』 キングズ・オブ・レオン
『センド・アウェイ・ザ・タイガーズ』 マニック・ストリート・プリーチャーズ

◇最優秀ラジオショー部門
ゼイン・ロウ・ショー(BBCラジオ1)
ラッセル・ブランド・ショー(BBCラジオ2)
クリス・モイルズ・ショー(BBCラジオ1)
コリン・マーレイ・ショー(BBCラジオ1)
ジョー・ワイリー・ショー(BBCラジオ1)

◇最低アルバム部門
『1973』(『オール・ザ・ロスト・ソウルズ』?) ジェイムス・ブラント
『The Trick To Life』 ザ・フージアーズ
『Spirit』 レオナ・ルイス
『ライフ・イン・カートゥーン・モーション』 MIKA
『ブラックアウト』 ブリトニー・スピアーズ

◇最低バンド部門
サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ
フォール・アウト・ボーイ
ザ・フージアーズ
マイ・ケミカル・ロマンス
パニック・アット・ザ・ディスコ

◇最優秀TVショー部門
「The Mighty Boosh」(BBC コメディ番組)
「HEROES/ヒーローズ」(米ドラマ)
「Never Mind The Buzzcocks」(BBC コメディ・クイズ番組)
「ハイっ!こちらIT課」(チャンネル4 ドラマ)
「Skins」(チャンネル4 ドラマ)

◇最優秀映画部門
「コントロール」
「Hot Fuzz」
「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールドエンド」
「ザ・シンプソンズ MOVIE」
「スーパーバッド 童貞ウォーズ」

◇セクシーな男性部門
ハウリン・ペレ・アームクヴィスト(ザ・ハイヴス)
ジュリアン・バラット(英コメディアン)
ノエル・フィールディング(英コメディアン)
ニッキー・ワイアー
パトリック・ウルフ

◇セクシーな女性部門
ジェニー・ルイス(ジェニー・ルイス・ウィズ・ザ・ワトソン・ツインズ)
カイリー・ミノーグ
リアーナ
ヘイリー・ウィリアムズ(パラモア)
レイチェル・ヤマガタ

◇最優秀ライブ会場部門
ブリクストン・アカデミー(ロンドン)
マンチェスター・アポロ(マンチェスター)
グラスゴー・バローランズ(グラスゴー)
ロンドン・アストリア(ロンドン)
ウェンブリー・スタジアム(ロンドン)

◇最優秀ウェブサイト部門
Bebo(米SNS)
Facebook(米SNS)
Last.fm
MySpace
YouTube

◇最優秀バンド・ブログ部門
フォールズ(www.wearefoals.com/blog)
リリー・アレン(www.myspace.com/lilymusic)
ライトスピード・チャンピオン(www.lightspeedchampion.com)
レディオヘッド(www.radiohead.com/deadairspace)
ザ・ストリーツ(www.myspace.com/thestreets)

◇最優秀音楽ブログ部門
The Hype Machine (hypem.com)
The Modern Age (www.themodernage.org)
Nothing But Green Lights (nothingbutgreenlights.net)
Spinner (spinner.com)
Stereogum (stereogum.com)

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