復活した「ゆうばり映画祭」で日本初の試み、上映作品をスカパー!が同時放送

yubari_ifff.jpg 既報の通り、市民有志の努力で2年ぶりに復活することになった北海道夕張市の名物イベント「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。3月19日の開催に向けて運営の支援金を支出してくれる協賛企業を募ってきたが、その1つであるスカイパーフェクTVが、同映画祭で上映する作品を、同時期に放送するという日本初の試みを実施する。さらに、視聴料の半額を次回以降の運営費に寄付することも決定。こちらは世界初の取り組みだという。

 夕張市民の有志によって設立されたNPO法人「ゆうばりファンタ」によって復活する夕張国際ファンタスティック映画祭は、招待作品として今年度アカデミー賞で主演男優賞(ダニエル・デイ=ルイス)と撮影賞の2冠に輝いた「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」、脚本賞を受賞した「JUNO/ジュノ」などを予定。再開を飾るにふさわしいラインアップとなっている。

 今回、スカパー!の「パーフェクトチョイス」(174ch)で放送されるのは、「フォーラムシアター部門」21作品と「ヤング・オフシアター・コンペティション部門」14作品の中からR指定作品を除いた計34作品。110度CS放送「e2 by スカパー!」の「スカチャン!ハイビジョン」(800ch)でも25作品が放送される。

 視聴料は「パークトチョイス」が1,050円、「スカチャン!ハイビジョン」が735円。このうちの半額が来年以降のゆうばり国際ファンタスティック映画祭の運営費となる。6月公開予定の宮崎あおい出演作品「バブと拳骨」(中井庸友監督)や、今初夏公開予定の仲村みう出演作品「バサラ人間」(山田広野監督)など、公開前の話題作が目白押し。家に居ながら、映画祭気分が味わえるチャンスだ。

[ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品作品]
◇フォーラムシアター部門
「ハブと拳骨」(中井庸友監督)
「哀憑歌~CHI-MANAKO~」(金丸雄一監督)
「メタル侍」(兼崎涼介監督)
「好夏zerfai2 寒がりアンモ」(近藤勇一監督)
「好夏zerfai4 もしもし星」(近藤勇一監督)
「一万年、後....。」(沖島勲監督)
「青空ポンチ」(柴田剛監督)
「狂気の海」(高橋洋監督)
「刑事のいけにえ」(奥田真一監督)
「裸 over8」(桑島岳大/川野弘毅/前田弘二/加賀賢三/佐々木誠監督)
「バサラ人間」(山田広野監督)
「カクトウ便vol.1 Battle Run XX」(植田中監督)
「ニコラの橋」(真利子哲也監督)
「素人の乱」(中村友紀監督)
「拝啓、扇千景様」(村上賢司監督)
「俺の流刑地(略称・俺ルケ)」(村上賢司監督)
「フジカシングルデート」(村上賢司監督)
「ダンプねえちゃんとホルモン大王」(藤原章監督)
「カクトウ便vol.2 VS 謎の恐怖集団人肉宴会」(石井哲也監督)
「刹那/呪ワレシ物タチノ邂逅」(やなぎさわやすひこ監督)
「カクトウ便vol.3 そして、世界の終わり」(宇田川大吾/山本俊輔監督)

◇ヤング・オフシアター・コンペティション部門
「セイキロスさんとわたし」(糸曽賢志/亀渕裕監督)
「青春墓場」(奥田庸介監督)
「覗」(吉井和之監督)
「お姉ちゃん、弟といく」(吉田浩太監督)
「39ra☆愛キュン」(勝又悠監督)
「大地を叩く女」(井上都紀監督)
「反逆次郎の恋」(石井裕也監督)
「シミル」(熊谷まどか監督)
「さ>らランドセル」(新井哲監督)
「スーパーバイク」(イ・ミョンフン監督=韓国)
「夏苗ちゃん」(小林でび監督)
「マタニティー・ブルー」(山本俊輔監督)
「素敵な家族」(堀井彩監督)
「The iDol」(ノーマン・イングランド監督)

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2008
スカイパーフェクTV