深夜アニメ枠「ノイタミナ」の「図書館戦争」DVD化が決定、8月6日に第1巻を発売

toshyokan_senso_dvd004.jpg 2005年4月から「連続ドラマのようなアニメ」「大人も楽しめるアニメ」をコンセプトに、フジテレビ系の深夜に新設された「ノイタミナ(NOITAMINA)」枠。この枠で現在放送中の「図書館戦争」は、5月1日(24時45分~)に「状況0四」(第4話)の放送を終えたばかりだが、早くもDVD化のスケジュールが公式サイトで発表された。

 「状況0一」(第1話)と「状況0二」(第2話)が収録されるDVD第1巻は8月6日に発売。特典として、原作の有川浩が手がけた書き下ろし短編ブックレットが封入されるほか、設定資料集やインタビュー入り豪華ブックレット(装丁画・徒花スクモ描き下ろし)、WEBラジオCDを同梱、さらに豪華外箱はキャラクターデザインの中村悟が描き下ろしたものになるという。

 また、「状況0五」(第5話)と「状況0六」(第6話)を収録する予定のDVD第3巻(10月1日発売)には、テレビでは未放送のストーリー「恋ノ障害」を収録することもあわせて発表されている。「恋ノ障害」は、「図書館戦争」のスピンアウト小説「レインツリーの国」を生み出すまで至った、小牧幹久(堂上篤の同期隊員。笑う正論)と中澤毬江(小牧幹久の幼なじみ。現時点ではアニメ未登場)の物語だ。

 「図書館戦争」は「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる法律として『メディア良化法』が成立・施行された架空の現代日本を舞台に、不当な検閲から『本』を守ろうとする図書隊員たちの戦いと日常を描いたエンターテインメント小説」(公式サイトより)が原作(著者:有川浩)。これまでシリーズ合計で72万部(4月末現在)を売り上げ、書店員がその年の優れた作品を選ぶ「本屋大賞」(2007年)にもノミネートされ、注目を浴びた作品だ。

 制作は世界のアニメファンを熱狂の渦に巻き込んだ「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズのプロダクションI.Gが担当。演出には「テニスの王子様」で一躍人気アニメ監督の仲間入りを果たした浜名孝行監督が起用されるなど、「超一流」のスタッフが「ノイタミナ」枠で手腕を振るっている。



図書館戦争