米最大旅行口コミサイトの「魅力ある観光地ランキング」で京都がアジア1位に

trip_ame001.jpg 昨年は史上初めて800万人の大台を超える(834万9000人。過去最高)など、年々、訪日外客(日本を訪れる外国人)数が増えている。国別・地域別で見ると韓国、台湾、中国が御三家で、全体の約6割を占めるほど。そして、これに次ぐのが全体の約1割にあたる米国からの訪日外客なのだが、そんな米国で最も人気のある旅行口コミサイト「tripadvisor(トリップアドバイザー)」が、2008年の「TRAVELERS CHOSE」(魅力ある観光地ランキング)を発表、見事に京都がアジア部門の1位に輝いた。

 「TRAVELERS CHOSE」は世界ランキングと8つのエリア別ランキングの計9つのランキングで構成されている。「tripadvisor」を利用する何百万ものユーザーが、投票で決めたランキングだ。京都が1位となったアジア部門の結果は次のとおり。

◎魅力ある観光地ランキング(アジア部門)
1位 京都(日本)
2位 マーレ(モルディブ)
3位 ウブド(インドネシア/バリ島)
4位 シンガポール(シンガポール)
5位 ピーピードン(タイ/ピーピー島)
6位 東京(日本)
7位 シェムリアップ(カンボジア)
8位 香港(中国)
9位 チェンマイ(タイ)
10位 バンコク(タイ)
11位 西安(中国)
12位 ゴア(インド)
13位 アグラ(インド)
14位 上海(中国)
15位 ジャイプル(インド)
16位 北京(中国)
17位 ジャイサルメール(インド)
18位 ウダイプール(インド)
19位 桂林(中国)
20位 バラナシ(インド)

 全体を見渡すと、米国人からはインドの人気が高いことが分かる。アジアには多くの国があるにも関わらず、20位までにインドの6都市、中国の5都市がランクインしているのは興味深い結果だ。これは米国人にとってアジアはバックパッカーが旅行する地域とのイメージが根強く、それがインドへの傾倒を生み出している可能性も考えられる。日本は、20位までに入ったのは1位の京都と6位の東京の2都市だけだった。

 ちなみに、世界ランキングにおける京都の順位は24位で、33位のフィレンツェ、50位のベニス、57位のパリ、84位のロンドン、87位のローマをしのぐ結果となった。



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