納豆を覆うフィルムとたれ袋を撤廃した「金のつぶ あらっ便利! におわなっとう」

arabenri_nattou003.jpg 日本人の食卓には欠かすことのできない納豆。1食分ごとに小分けされたパッケージの商品はスーパーやコンビニでも気軽に購入できるため、毎日のように食べているという納豆好きも少なくない。そんな納豆のパッケージに、小さな「革命」が起きた。ミツカンが、9月1日から発売する「金のつぶ あらっ便利! におわなっとう」(以下、あらっ便利!)で、これまで納豆のパッケージには当然のように使われていたフィルムとたれ袋を撤廃するという。

 「あらっ便利!」は、納豆のたれをゼリー状の「とろみたれ」にすることで、たれ袋を撤廃。同時に「あらっ便利!」用の専用容器を開発し、納豆の表面を覆っていたフィルムもなくしてしまった。ミツカンはこれにより、全国の家庭から出るたれ袋とフィルムのゴミが、年間合計で45トンも削減できるとしている。

 この商品を開発した理由は、ミツカンのお客様相談センターにかねてから寄せられていた消費者の声に応えるため。同センターには「たれ袋が開けづらく、食卓や服を汚すことがある」「フィルムで手やテーブルが汚れる」といった不満が多数寄せられていた。

 ミツカンが今年7月に行った「納豆に関する調査」では、「納豆について、過去に一度以上『イライラする』と感じたこと」の項目で、半数以上が「ビニールのフィルムがつくと手が汚れる」「たれやからしのコブクロを開けそこね、中身が飛び散る」を挙げていた。「特にない」は1割未満で、9割以上の人は、納豆を食べるときに何らかの「イライラ経験」を訴えていたことが、「あらっ便利!」の開発に繋がったという。



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