上地雄輔の半生をフジテレビが特番放送、ドラマとドキュメンタリーで構成

kamijiyusukemonogatari.jpg フジテレビの人気番組「クイズ!ヘキサゴンII」から誕生したユニット「羞恥心」のメンバー、そして俳優として活躍しているおバカタレント、上地雄輔。人懐っこい独特のキャラクターが魅力で、野球部に所属した横浜高校時代は松坂大輔投手(ボストン・レッドソックス)とバッテリーを組んでいたという異色の経歴の持ち主だ。そんな上地雄輔の半生を描いた特番「上地雄輔物語」(仮題)が来春、フジテレビ系で放送される。番組はドラマとドキュメンタリーで構成される予定。

 番組のベースとなるのは、今年8月に発売され発行部数43万部を記録している自伝エッセイ「上地雄輔物語」(ワニブックス)。野球に明け暮れた中高生時代を描いたドラマが番組全体の7割を占める。突然学校に来て教科書を開いていない生徒の頭をポカスカと殴って帰る強烈な祖父ら家族、野球部のコーチや先輩との交流を描くという。上地雄輔役は本人が審査に加わり、12月にオーディションを行う予定だ。

 また、ドキュメンタリー部分では本人が出演して思い出の地や人々を訪ねるほか、ゆかりのゲストが当時の上地雄輔を語り、そのキャラクターの源となったエピソードを振り返る。

 企画を担当したフジテレビ編成部の吉田豪氏によると、ドラマ化について「俺はそんな偉い人間じゃないスから勘弁して下さいよォ」と当初は断られたが、周囲の温かい人々を描くことが裏テーマと説明して承諾を得たのだとか。老若男女を問わず多くの人々を虜している上地雄輔、その魅力の秘密が明らかになるかもしれない。



上地雄輔物語(仮)(フジテレビ)