20~50代男女の4人に1人が習慣的に昼寝を実践、平均時間は40分

pb_sleepresearch.jpg スペイン語圏では「シエスタ」と呼ばれる習慣的な昼寝が行われているが、近年は医学的な研究から作業の効率に好影響を及ぼすことが報告されるなど、世界的に昼寝の効果が見直されている。「パワーナップ」と称した短時間の昼寝を奨励する企業も出ているほどだ。こうした中でパラマウントベッドが睡眠に関する調査を行ったところ、20~50代男女の4人に1人が習慣的な昼寝を実践していることが明らかになった。その平均時間は40分となっている。

 調査は、今年8月27日~9月1日に関東地方1都6県に住む20~59歳の男女を対象とし、インターネットを通じて行われた。有効回答者数は1,450人。

 その中で、「習慣的に昼寝をする」と回答したのは全体の26.3%。10分程度の仮眠も含め、4人に1人以上が昼寝の習慣があるようだ。昼寝の時間は「30分~40分未満」が24.1%で最も多く、以下「10分~20分未満」(22.3%)、「60分~90分未満」(17.1%)と続いている。15~30分ほどの昼寝が脳を活性化し、それ以上は逆に活性を低下させ、夜の不眠も招くとする研究結果が出ているが、今回の調査では平均昼寝時間が40分となった。

 年齢層別では50代が33.2%で最も多く、以下20代の26.8%、40代の26.3%、30代の22.2%。また、日中に眠気を感じる人は「頻繁に眠気を感じる」と「眠気を感じることが多い」を合わせて約3割にのぼり、「すっきりしていて眠気を感じることはない」は2.6%のみだった。

 一方、平日の就寝時間と起床時間に関する調査では、年代が上がるほど早寝早起きであることが明らかになった。50代では、休日でも5割が午前7時までに起床している。「年をとると早起きになる」という俗説を裏付ける結果と言えそうだ。



パラマウントベッド