アカデミー賞外国語映画賞ノミネートの「おくりびと」監督・キャストがコメント

okuribito_a001.jpg 1月22日に発表された第81回アカデミー賞の外国語映画賞部門にノミネートされた日本映画「おくりびと」。日本映画の同部門ノミネートは「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)以来5年ぶりで、受賞すれば54年ぶりの快挙となるだけに、日本のメディアの報道も過熱気味だ。そして同作でメガホンを執った滝田洋二郎監督と、主演を務めた本木雅弘が23日に会見を開き、ノミネートされた喜びと現在の心境を語ったが、この2人と、共演の広末涼子、山崎務がコメントも発表している。

☆滝田洋二郎監督コメント
映画人の憧れ、夢であるアメリカアカデミー賞(外国語映画賞部門)ノミネート、大変光栄であり、誇りに思います。
「おくりびと」はきわめて日本的な物語でありますが、死という人間にとって普遍的なテーマを、国や言葉を越えてスクリーンの中で世界中の人々に理解して頂けた事をとても嬉しく思います。
アメリカアカデミー賞ノミネートに心から感謝いたします。
たくさんの人に観ていただきたく思います。
楽しみです。
ありがとうございました。

☆本木雅弘コメント
信じがたい出来事にボウ然と悦びをかみしめています。
作品も生き物で人間同様、多くの皆さんに愛された結果、大きく成長できたのだと思います。
ありがとう御座居ました。

☆広末涼子コメント
このようなとても大きく名誉のある賞に、ノミネートされたという一報を聞き、想像もしていなかったのでただただ驚いています。
本当に心から嬉しく思います。

☆山崎努コメント
アメリカアカデミーとは驚いた。『おくりびと』は、二年前に撮った作品です。
だから、以前一緒に旅をして仲良くなった友人のようなものです。
彼がモントリオールで羽振りを利かせていることは知っていましたが、
図に乗ってハリウッドまで行っちまったのか。
風の便りに友人の活躍を聞く気分。
「お前、旅費はどうしたんだ。着ていくものはあったのか」と心配しています。



「おくりびと」公式サイト