「仕事上でストレスを感じること」トップ10、1位は「上司との関係」

storesu_joshi001.jpg 社会人として働く上で、避けては通ることができない「仕事のストレス」。誰もがストレスフリーな環境での仕事を望むものだが、現実的にはさまざまな局面でストレスは迫ってくる。そんな「仕事のストレス」に関するアンケート調査をエン・ジャパンが実施したところ、「上司との人間関係」をストレスと感じる人が最も多かった。

 まず、「現職・前職において、仕事上でストレスをどの程度感じたか」を聞いたところ、「強く感じる」(「かなり強く感じる」35%+「強く感じる」34%)との回答が全体の約7割という結果に。多くの人が仕事に対する強いストレスを抱えながら働いていることがうかがえる。

 次に「仕事上で強くストレスを感じるのはどんな点か」を複数回答で聞いた結果を割合の多い順に並べたところ、次のような並びとなった。

◎仕事上で強くストレスを感じること
1位 上司との人間関係
2位 会社の業績・将来性への不安
3位 成果に対して給与が低い
4位 目標・ミッションを達成できない
5位 労働時間が長い
6位 仕事内容が合わない
7位 同僚との人間関係
8位 異動・昇進
9位 部下との人間関係
10位 M&Aなどによる組織の変化

 トップは過半数を超える51%が回答した「上司との人間関係」に。年代別での回答を比較しても、どの年代でも、最も多い回答となっている。日々の業務の中で必ず接する“最も現実的な部分”であり、また、回避しづらい部分であることもストレスを助長させる要因となっているようだ。

 世代別の傾向を見ると、20代、30代では「上司との人間関係」に続き「成果に対して給与が低い」という回答が多いものの、40代、50代では「上司との人間関係」に続き「会社の業績・将来性への不安」という回答が目立った。

 20代、30代が短期的な視野に立ったストレスを抱えていることに対し、40代、50代は、「会社の業績・将来性」といった長期的な視野でストレスを抱える傾向があることが分かる。



エン・ジャパン