独身女性の7割が「ペットは家族の一員」、ペットだけ家に残す人は8割超

aiken_josei001.jpg 5月13日は「愛犬の日」。犬に関する公認資格や血統書発行などを行っているジャパンケネルクラブが、前身である全日本警備犬協会の創立日にちなみ、 1994年に制定した日だ。その「愛犬の日」を前に、パナソニックが「ペットに関する意識調査」を実施。その結果、独身女性の7割がペットを「家族の一員」と捉えつつも、ペットだけを残して家を空けてしまう人が8割を超えていることが明らかになった。

 調査は、犬か猫を飼う1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の一人暮らし独身女性(20~49歳)を対象として、4月20~24日にネットを介して行われた。有効回答者数は300人となっている。

 「ペットを飼っている理由」では、73.7%が「心の安らぎ」「動物が好き」を挙げた。これに「生活がより豊かになるから」(33.3%)、「寂しくなくなるから」(23.0%)が続いている。自身にとってのペットの存在については、7割以上が「家族の一員、兄弟・子供のような存在」と回答。また「癒し・安らぎ」「友達のような存在」「恋人のような存在」「精神的な心の支え」などを挙げる人も多く、ペットというより自分の心を満たす同居者のように捉えている女性が多いことがわかる。

 一方で、「ペットだけを残して家を空けてしまうことがある」と回答した人は84.7%にのぼった。その頻度は1日に1回ないし2回以上が約6割、時間帯では平日に「7~9時間未満」「9~11時間未満」が計29.1%となっている。休日は「1~3時間未満」が約3割で最も多く、仕事のある平日はペットの相手ができず、休日にできるだけ一緒に過ごしている女性が多いようだ。

 ペットだけを家に残している状況について、「とても気になる」と「やや気になる」を合わせて8割近くの女性が心配に思っていることも明らかとなった。どんな時に気になるかについては、「仕事中」が約半数で最多。次いで「買い物中」(39.1%)、「旅行中」(37.8%)となっている。家を空けている時間の長短はあるが、すぐにペットの側に駆け付けられない状況に不安を感じている傾向がうかがえる。また「デート中」との回答も1割を超えており、恋人といてもペットの存在が気になる女性もいる模様。

 それほど愛するペットにかけている毎月の費用は「5000円以内」が38.7%で最も多く、「1万円以内」(30.3%)などと合わせて95%が2万円以内と回答した。「ペットの関する悩みに対していくらまでかけられるか」については、「2万円以内」が 56.5%だったが、「10万円以上」も17.4%にのぼっている。

 お金をかけてでも解決したいペットの悩みでは、「健康状態の維持、長生きのためのケア」「現在かかっている病気の治療」を挙げる人が多かったという。ペットを失ったショックでうつや心身症などの症状を来す「ペットロス症候群」が注目されて久しいが、犬や猫は人間に比べてはるかに寿命の短い。女性に限らず、ペットを失う恐さを感じている飼い主は少なくないだろう。



パナソニック