子供との対話に携帯メール利用者が増加、子供の年齢に伴い利用率も上昇

research.jpg 情報通信総合研究所は、gooリサーチの協力によって家庭内でのコミュニケーションに果たす携帯電話の役割に関する調査結果を発表。それによると、夫婦や親との間では「通話の方が多い」と回答した人が過半数を占めたものの、子供との間では「メールの方が多い」と答えた人が約半数、夫婦や親との利用率の約1.5倍にのぼることが明らかになった。

 同調査は、昨年10月12日~16日にgooリサーチの登録モニターのうち東京圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、京阪神圏(大阪、京都、兵庫)在住の20~76歳の携帯電話利用者2,038人(男性51.4%、女性48.6%)を対象に行われた。

 「夫婦や親との間」または「子供との間」での携帯電話利用方法を「通話の方が多い」「メールと通話同程度」「メールの方が多い」の3択で回答してもらった結果、夫婦や親との間では「通話の方が多い」が55.7%、「メールと通話が同程度」が9.7%、「メールの方が多い」が34.6%だったが、子供との間では「通話の方が多い」が40.4%と減少、逆に「メールの方が多い」が50.4%と増加していた(「メールと通話同程度」は9.2%)。

 年代別にみると、「メールの方が多い」と回答した人は20~30代ほど夫婦や親との利用率が高かったが、子供との利用は、親が40代の場合が最も多く、50代も20~30代を上回っていた。また、子供の高くなるほど親のメール利用率が上昇し、高校卒業以上の子供を持つ親では38.7%が「メールの方が多い」と回答している。

 一方、男女別では、男性が通話主体、女性が通話とメールが同じ割合となっており、女性の「メールの方が多い」という回答は44.1%で、男性の約1.4倍にのぼった。

情報通信総合研究所
gooリサーチ