フォードが水素燃料電池を使ったハイブリッドカーを発表、17.3km/Lの低燃費を実現

hyseries_edge.jpg ハイブリッドカーの開発で日本企業に後れを取っている米自動車業界だが、米フォード・モーターがワシントンで行われたワシントン・オートショーで、プラグイン機能付きの水素燃料電池とリチウムイオンバッテリーを組み合わせたハイブリッドカー「エッジ・ウィズ・ハイシリーズ・ドライブ」を発表した。ガソリンに換算して17.3キロメートル/1リットルという低燃費を実現している。

 「エッジ・ウィズ・ハイシリーズ・ドライブ」は、1月に開かれた2007年北米国際自動車ショー(デトロイト・モーターショー)で出品した動力を実車用に改良した「ハイシリーズ・ドライブ」を搭載。走行可能な水素燃料ハイブリッド電池車としては、世界初の車体だ。

 リチウムイオンバッテリーは336ボルト。電池のみで約40キロメートル、水素燃料電池での充電により約320キロメートルまで走行可能。ガソリンを使わず約360キロメートルを走ることができる。この「ゼロエミッションカー」が米自動車業界巻き返しの起爆剤になるのか、注目だ。

米フォード・モーター