レトロポップスタイルの原付「ビーノ」に新モデル、燃料噴射装置搭載で燃費向上

newvino.jpg レトロでポップなスタイルが女性を中心に人気となっているヤマハ発動機の原付バイク「ビーノ」。日本だけでなく生産拠点のある台湾やタイ、米国でも発売されているが、かわいらしいフォルムは多くのファンを魅了しており、さまざまなカスタムパーツも発売されている。その「ビーノ」に、燃費や始動性を高めて環境性能を向上させる燃料噴射装置(フューエルインジェクション;F.I.)を搭載した2008年モデルが今年11月16日に発売される。価格は19万3,200~20万1,600円(税込み)。

 「ビーノ」は、1997年の登場時は2ストロークのエンジンを搭載していたが、04年に生産拠点を台湾に移した際にフルモデルチェンジを行い、同時に同社の原付スクーターとしては初めてとなる4ストロークエンジンに変更。燃費はリッター66キロ(時速30キロ走行時)に向上するなど、環境性能が高まった。

 さらに、スタンダードモデルのほかにメッキの外装パーツを充実させた「ビーノデラックス」、ロックやシートの開閉などがリモコンでできる「リモコンビーノ」が発売されている。

 今回の新モデルは、近年、原付バイクでも各メーカーがこぞって装備しているF.I.を搭載。このF.I.はキャブレターの代わりに燃料を直接噴射する装置で、高燃費、高始動性、低排出ガスなどが特徴。また、フロントフォークにオイルダンパー式を採用したため乗り心地も抜群となっており、燃料計一体型のスピードメーターも新たに導入した。

 カラーも一新され、バリエーションはスタンダードモデルがホワイトメタリックとライトパープリッシュブルーメタリック2、リモコン仕様がホワイトメタリック1とブラックメタリックXとなっており、デラックスモデルはペールマゼンタメタリック4、ダークレディッ手グレーメタリック2、ダルレッドメタリックDの3色となっている。

 かわいいフォルムに環境性能をプラスした新「ビーノ」。近年流行の低価格原付スクーターとは一線を画す存在になりそうだ。

[価格詳細]
スタンダードモデル(XC50) 193,200円
リモコンモデル(XC50R) 201,600円
デラックスモデル(XC50D) 198,450円
※すべて税込み

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