デザート感覚で味わうスイーツビール「アップルシナモンエール」、冬季限定で発売

applecinnamonalle.jpg 1994年の地ビール解禁前から米サンフランシスコでビールの醸造を開始し、逆輸入で自社の飲食店に提供した“元祖地ビール屋”のサンクトガーレン。地ビール解禁後は神奈川県厚木市で醸造を開始し、これまでに国内外で多くの賞を受賞している。そのサンクトガーレンが提案しているのが、デザート感覚で味わえる「スイーツビール」。その新商品として、麦芽ビスケットのような味わいの「アップルシナモンエール」が11月1日に冬季限定で発売される。330ミリリットル入りで、価格は450円(税込み)。

 地ビールの雄として知られるサンクトガーレンだが、近年力を入れているのがスイーツビール。デザート感覚で楽しむ甘い香りと風味が特徴のビールで、これまでにチョコレート風味の「インペリアルチョコレートスタウト」や黒糖を使用した「黒糖スイートスタウト」、バニラが香る「スイートバニラスタウト」が発売され、いずれも人気を博した。

 今回発売される「アップルシナモンエール」は、生のリンゴとシナモンによる甘くスパイシーな味わいが特徴のデザートビール。ベースのビールに通常より少し高い温度で焙煎した「カラメルモルト」を多めに使い、ビスケットを思わせるような甘く香ばしい風味を引き出している。

 色は琥珀色で、口に含んだ瞬間はアップルパイのような味わいながら、後味にはしっかりとビールの苦味が感じられるようになっている。まさに食後にぴったりなビールだ。

 また、リンゴには長野県伊那産のキズ、規格外など外観の問題で商品にならなかった「廃果」を利用。生産量の3分の1に当たる廃果を使用することで、果物の廃棄処分の抑制にもひと役買っている。同社は今後、全国各地の廃果を活用したビールの製造を計画しており、来夏には地元の新種ミカン「湘南ゴールド」の廃果を使ったビールを発売する予定だ。

サンクトガーレン