ロングボディのビッグスクーター「ジェンマ」登場、ゆったりシートで収納性も抜群

gemma.jpg 近年、幅広い年齢層に支持されているビッグスクーター(250cc以上)。各メーカーとも競って新型を投入しているが、スズキから全長2,280ミリのロングボディ250ccスクーター「ジェンマ」が7月28日に発売される。「都会派スクーター」をコンセプトに開発され、運転者と同乗者の一体感を生むゆったりとしたフルフラットシートを採用。シート高が低いため乗り降りが楽で、フルフェイスヘルメット1個が収納できるフロントラゲッジスペースを装備するなど、収納性も抜群だ。スタンダードカラー2色とメタリック系3色を用意し、価格はそれぞれ67万950円、68万1,450円(ともに税込み)。

 「ジェンマ」は、「二人乗りで走ること」と「都市によく似合うこと」にこだわり、「低く流れるフォルムが未来的な印象の都会派スクーター」をコンセプトに開発されたビッグスクーター。今春のモーターサイクルショーで展示され、独特のフォルムが話題を呼んだ。

 特徴は、フロントからリアにかけて弧を描く流線型のデザインや運転席と後部座席の段差が少ないフルフラットシートで、左右非対称のヘッドライトによる個性的なフロントマスクも魅力的だ。

 シートの高さが低いため乗り降りしやすく、後部席には疲労を軽減するバックレストや握りやすい形状のグラブバーを装備。リンク式リヤサスペンションや大径タイヤ(フロント14インチ、リヤ13インチ)で、二人乗り時でも快適な操縦安定性を実現している。

 また、シート前部のフロントラゲッジスペースのほか、フロント部分左右にグローブなどを入れる収納スペース、名刺サイズのカードなどが収納できる小物入れなど、高い収納性にもこだわったという。

 このほか、運転席左側にグリップタイプの後輪用ブレーキロックレバー、容量12リットルのタンク、盗難防止性に優れたイモビライザー付メインキーシリンダーを採用するなど、便利で使いやすい機能を装備。エンジンは、街乗りをターゲットにした中低速トルク重視の249cc水冷DOHC4バルブとなっている。

 ゆったりと乗れるだけでなく、個性的なスタイルが街にあふれているビッグスクーターの中でもひときわ注目を浴びそうだ。



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スズキ