30分の歩行で11kcalを余分に消費、メタボリック対策の紳士用ビジネスシューズ

matabo_new001.jpg 高血糖や高血圧などの原因とされるメタボリックシンドロームへの関心が、日増しに高まりを見せている。さまざまな病気を引き起こす内臓脂肪の蓄積を回避するために、あの手この手の対策商品が世に出回っているが、「履くだけでカロリーを消費する」という、メタボリックシンドローム対策にピッタリなビジネスシューズが登場した。ムーンスターが「GIMBIZ(ジムビズ)」シリーズの新商品として3モデルを8月下旬から発売する。価格は14,800円(税込み)。

 新たに発売する3モデルは、30分の歩行で、なわとび約1分間分(11kcal)のエネルギーを余分に消費できる紳士用のビジネスシューズ。ソールに独自開発の低反発衝撃吸収素材「アブソレン」を内蔵しており、それが地面を蹴り出す力を分散させるため、下半身の筋肉に負荷がかかり、エネルギーの消費が促される仕組みだ。

 ダイエットシューズの多くは、ソールに傾斜やおもりを付けるなど、「歩きにくい」ことで足に負担をかけてエネルギー消費を促すものが主流だった。今回発売する3モデルは、「歩きにくくする」のではなく「力を吸収する」ため、足腰に無理な負担をかけず、効率よいエネルギー消費が可能だ。

 厚生労働省が発表した「平成16年国民健康・栄養調査結果」によると、メタボリックシンドローム患者数は1960万人に上り、40~74歳では約3人に1人(34.4%)が該当するとされている。このような状況を受け、2008年4月から企業の健康保険組合などに対し、40歳以上の被保険者・被扶養者を対象とする内臓脂肪型肥満の健康診断および、保健指導を義務化していく計画だ。

ムーンスター