マイクロソフトの「Zune」に新モデル、4GB/8GBのフラッシュメモリモデルも登場

ZuneDeviceFamily002.jpg 「iPod」対抗の携帯音楽プレーヤーとして、マイクロソフトが昨年11月に発売した「Zune」。その期待とは裏腹に、発売後1年が経ったいまも「iPod」の優位は変わらず、むしろ独走状態を強くしている感があるが、この状況に「待った」をかけるべく、マイクロソフトは魅力を高めた「Zune」の新モデルを発表した。80GB HDD内蔵モデルと、新たに追加されたフラッシュメモリモデル(4GB、8GB)の計3モデルで、価格は149.99ドル~249.99ドル。

 「Zune」の新モデルは、従来からの「Wi-Fi経由でほかの『Zune』ユーザーと音楽を共有できる」機能はそのままに(※3日以内、3回までの制限は緩和)、新たなインターフェースとして3モデルともタッチパッド「Zune Pad」を採用。片手での操作が格段にしやすくなった。また、全モデルにFMラジオ機能を搭載している。

 80GB HDDを搭載したモデルは3.2型カラー液晶、4GB/8GBのフラッシュメモリを搭載したモデルは1.8型カラー液晶を搭載。本体色は前者がブラックのみ、後者がピンク、グリーン、ブラック、グロッシーレッドの4色がラインアップしている。

 また、パソコンを介さずに「Zune」だけで楽曲の購入ができる「Zune Marketplace」も強化。300万曲以上の楽曲を取りそろえ、DRMなしの楽曲も100万曲を超えているという。

 ラインアップを刷新し、楽曲を購入できるオンラインストアも強化したマイクロソフト。果たして「iPod」と「iTunes Store」に迫ることができるのか、注目しておきたい。