auが下り最大3.1Mbpsのデータ定額サービス「WINシングル定額」を12月から開始

W05K_au001.jpg モバイルユーザーにとって、通信回線の確保はいつも悩みのタネ。第3世代携帯電話は通信速度は速いものの従量課金制のため恐る恐る料金を気にしながら使う必要があるし、ウィルコムのPHSは定額で料金的な心配はないものの、最大408kbps(8xパケット方式)と、ブロードバンド全盛の昨今においては速度が遅めだし……と、携帯電話を使うにしても、PHSを使うにしても一長一短という状況が長らく続いていた。でも、今年3月に携帯電話に新規参入したイー・アクセスが下り最大3.6Mbpsのデータ定額サービスをスタート。しばらく間をおいて10月22日からNTTドコモが下り最大3.6Mbpsのデータ定額サービス「定額データプランHIGH-SPEED」を始めるなど、徐々に状況が変わりつつある。そうした流れの中、今度はauが下り最大3.1Mbpsのデータ定額サービス「WINシングル定額」を12月下旬から始めることになった。

 auが提供する「WINシングル定額」は、下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsのデータ通信に対応したEV-DO Rev.A方式の定額サービス。 「au買い方セレクト」で選択したコースが「フルサポートコース」の場合は最大6,930円/月、「シンプルコース」の場合は最大5,985円/月となる。これはNTTドコモの「定額データプランHIGH-SPEED」の最大10,500円/月よりも安い。

 利用には専用端末が必要で、第1弾の対応端末「W05K」(京セラ製)を12月下旬に発売する予定だ。「W05K」はコンパクトフラッシュ型のデータ通信端末で、EV-DO Rev.A方式のエリアから外れた場合は、自動的にCDMA 1X WINかCDMA 1X網に接続して通信を行う。そのため、現時点ですべてのauのサービスエリアで利用が可能だ。対応OSはWindows Vista/XP/2000/Pocket PC日本語版で、Mac OSには対応していない。

 なお、NTTドコモの「定額データプランHIGH-SPEED」はストリーミング系の動画サービス(GyaOなど)やFTP、telnet、SSHなどの利用ができないといった制限がかけられていたが、「WINシングル定額」は特に制限がかけられないようだ。ただし、周囲の回線が混雑している状況で大容量のデータ送受信を行う場合には、ネットワークへの過大な負荷を防ぐために自動的に通信速度の制御が行われるという。

 高速かつ定額、しかも比較的安価という三拍子そろった「WINシングル定額」。モバイルのデータ通信環境を一変させる可能性を秘めたサービスだ。

「W05K」(京セラ製)