アップルが「iPod」のラインアップを刷新、「iPod nano」はフルモデルチェンジ

ipod_nano_new_0809_002.jpg 毎年9月に大きな動きを見せる「iPod」ファミリー。今年は9月9日に米サンフランシスコで開催されたアップルのイベント「Let’s Rock」で、「iPod」のラインアップ刷新が発表された。「iPod nano」「iPod touch」「iPod shuffle」「iPod classic」のすべてのモデルに変更が加えられている。

 今回の目玉は、「iPod nano」のフルモデルチェンジだ。縦に細長い新しいデザインの「iPod nano」は、これまで発売されたどの「iPod」よりも薄い厚さ6.2ミリを実現したスリムなフォルムが特徴。液晶は2インチ(320×240)、MPEG-4 AVC/H.264やMPEG-4のビデオ再生に対応と、基本的な部分は旧モデルと差異はないが、新モデルでは加速度センサーを新たに搭載し、本体を横に傾けると画面も横向きに切り替わるようになった。また、このセンサーを搭載したことで、曲の再生中に本体を振ると次の曲に進むなど、操作感が向上している。価格は8GBモデルが17,800円、16GBモデルが23,800円で、本体色はシルバー、ブラック、パープル、ブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、PRODUCT(RED)の9色(※レッドのみApple Store限定)。

 「iPod touch」はいよいよ第2世代に突入。ラインアップはこれまでと同様、8GB、16GB、32GBの3モデルだが、価格はそれぞれ27,800円(旧価格36,800円)、35,800円(同48,800円)、47,800円(同59,800円)と、大幅な値下げが実施された。音量調節ボタンの追加、スピーカーの内蔵など、機能的にはわずかなバージョンアップにとどまっている。

 「iPod shuffle」は機能的な変更はないが、カラーバリエーションがシルバー、ブルー、グリーン、ピンク、PRODUCT(RED)に変更となった。色合いもメタリック調に統一されている。価格は1GBモデルが5,800円、2GBモデルが7,800円。

 「iPod classic」は、これまでの80GBモデルと160GBモデルのバリエーションを廃止。120GBモデルのみが販売されることになった。価格は29,800円で、本体色はシルバーとブラック。



アップル